iPhone 17(256GB)の1年
129,800 ▶ 159,800円
1年で +30,000円(+23.1%)
ただし、2回の値上げは中身が違う
7月=日本だけ/9月=世界共通
いつから
7月18日と9月10日の2回
7月の理由
米国価格は据え置き=円安
9月の理由
米国も+100ドル=本体値上げ
iPhone値上げはいつから?2回の日付と、上がった全モデル
日本のiPhoneが値上がりしたのは、7月18日と9月10日の2回。9月10日は新型の発表と同じ日や。
9月10日ぶんは、現行モデルの値札を書き換える形で実施された。
| モデル(容量) | 9月9日まで | 9月10日から | 差 |
|---|---|---|---|
| iPhone 17(256GB) | 142,800円 | 159,800円 | +17,000円 |
| iPhone 17e(256GB) | 107,800円 | 124,800円 | +17,000円 |
| iPhone Air(256GB) | 177,800円 | 189,800円 | +12,000円 |
| iPhone Air(1TB) | 247,800円 | 294,800円 | +47,000円 |
| iPhone 16(128GB) | 124,800円 | 139,800円 | +15,000円 |
iPhone 16は+15,000円。型落ちが安くなるどころか上がった。同日にiPhone 17 Pro/Pro Maxは販売終了。
iPhone 17の値上げ額は、1年で3万円だった
スペックは何も変わっていないのに、値札だけが2回書き換わった。
2025年9月に買った人と今日買う人で、まったく同じ端末に3万円の差がついている。ふつう家電は1年経てば安くなる。「型落ちを狙う」という節約の定石が、今年は逆に働いた。
iPhone 17eも99,800円→124,800円で+25,000円。10万円を切っていた入口モデルが12万円台に乗った。
7月は「日本だけ」、9月は「世界共通」だった
同じ「値上げ」でも、7月と9月では起きたことが違う。米国価格を並べると一発でわかる。
7月18日は米国のApple Storeで価格が動いていない。Apple WatchやAirPodsも上がったが、これも日本だけ。製品の値段は変わらず、円で払う額だけが増えた=為替の調整や。
9月10日は逆で、米国のiPhone 17が$799から$899へ上がった。上げ幅は米国+12.5%、日本+11.9%でほぼ一致。ドル建ての製品価格が上がって円に換算されただけ、と読める。
「iPhoneは日本だけ値上げされてるんちゃうか」という疑いは、7月は当たりで、9月は外れ。同じ言葉で語ると判断を間違える。
【自前試算】円建て価格から、Appleの想定為替レートを逆算する
日本価格と米ドル価格が両方わかれば、割り算で「何円換算で値付けされたか」が出る。ワテの本職はこれや。
想定レート = 日本価格(税込)÷ 1.1 ÷ 米国価格(税抜・ドル)
日本は税込、米国は税抜表示なので、日本側を1.1で割ってそろえる。
7月は想定レートが147.7円→162.5円と14.8円ぶん跳ねた。ドル価格が動いていないので当然や。ところが9月は162.5円→161.6円で、むしろ0.9円下がった。
9月の値上げは、為替では説明できない。ドル建ての製品価格が上がったぶんが、そのまま円に乗っただけや。「円安のせいで日本が高くなった」は7月には当てはまるが、9月には当てはまらない。
| モデル(256GB) | 日本(税込) | 米国 | 想定レート |
|---|---|---|---|
| iPhone 17 | 159,800円 | $899 | 161.6円 |
| iPhone Duo | 364,800円 | $1,999 | 165.9円 |
| iPhone 18 Pro | 219,800円 | $1,199 | 166.7円 |
| iPhone 18 Pro Max | 239,800円 | $1,299 | 167.8円 |
継続のiPhone 17が161.6円に対し、新型3機種は166〜168円。実勢の約153円より1割強も円安寄りや。1年は値札を変えにくいから先に厚めを見る、という理屈は通る。ただその厚みを負担するのは日本で買う人や。
iPhone値上げの理由を、3つに分けて考える
解説記事はだいたい「円安・メモリ高騰・関税の3つ」で止まる。大事なのは、どれがいつ効いたのかを分けることや。
スマホ向けメモリ・ストレージの調達価格は1年で数倍になったと報じられている。生成AI需要がDRAMを吸い上げ、半導体の供給が追いつかない構図や。大量調達するAppleですら吸収しきれなくなった段階が9月、と読める。
食品業界で11年、原価と売価のあいだに立ってきた経験から言うと、この順番はよく見る形や。為替は真っ先に価格へ乗せ、原材料高騰は限界まで我慢して一気に乗せる。そして原材料起因の値上げは、相場が下がっても値札は戻りにくい。
新型はいくら?iPhone 18 ProとiPhone Duoの全価格
発表されたのはProの2機種と、Apple初の折りたたみ「iPhone Duo」。標準のiPhone 18は含まれていない。
| モデル | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 18 Pro(6.3型) | 219,800円 | 254,800円 | 324,800円 | 429,800円 |
| iPhone 18 Pro Max(6.9型) | 239,800円 | 274,800円 | 344,800円 | 449,800円 |
| iPhone Duo(折りたたみ・7.6型) | 364,800円 | 399,800円 | 469,800円 | 574,800円 |
18 Pro/Pro Maxは予約9月12日21時・発売9月18日。Duoは予約10月16日21時・発売10月23日で、開くと7.6インチ、閉じると5.4インチのサブ画面つき。
前年のiPhone 17 Proは発売時179,800円。18 Proは219,800円で1年+40,000円。標準モデルが無いため、今秋の新型の下限が21万9,800円になった。
これまでは秋に12万円台の標準モデルが出て、そこが「新型の入口」やった。今年はその入口が無い。
家計への影響:端末代が、通信費を超える
22万円と言われてもピンと来ないので、毎月いくらかに直す。
iPhone 18 Proを48回払いにすると月4,579円。通信費の平均は月4,198円やから、端末代のほうが通信費より高くなる。両方で月8,777円、年間10万5千円ほどが「持っているだけ」で出ていく。
24回払いなら月9,158円。iPhone Duoは48回で月7,600円、24回なら月15,200円。分割は金利ゼロの単純割りや。
格安SIMで通信費を月2,000円台に下げても、端末を新型にした瞬間に固定費は増える。固定費の主役が、通信から端末へ移っている。
買うか、待つか。「戻る値上げ」と「戻らない値上げ」を分ける
「待てば安くなる」が効くかどうかは、値上げがどっち起因かで変わる。ここまでの分解がそのまま判断軸になる。
7月ぶんの+13,000円は為替が理由なので、円高が進めばAppleに下げる理由ができる。ただし自動では下がらず下げる余地があるだけや。9月ぶんの+17,000円はドル建てなので、円高でも解消しにくい。
待つほうが合いそうな人
今の端末が動いていて、カメラや速度に不満が無い人。円高を待つ判断には根拠がある。メモリ相場が落ち着けば、次の世代で据え置かれる可能性も残る。
今のうちに動くほうが合いそうな人
バッテリーが持たない、サポートが切れそう、という実害が出ている人。ここ1年は年2回・計3万円のペースで上がっていて、待つ間にさらに上がる可能性も同じくらいある。
型落ちや中古を選ぶときは「型落ち=安い」がもう自動では成り立たない点に注意。機種変更や乗り換えのキャンペーン、返却プログラムも含めて、その日の実売価格で比べるしかない。
よくある質問
Q. iPhoneの値上げはいつからですか?
2026年のアイフォンの値上げは7月18日と9月10日の2回。9月10日は新型の発表と同じ日でした。
Q. iPhone 17の値上げ額はいくらですか?
256GBで7月+13,000円、9月+17,000円。129,800円から159,800円へ計+30,000円(+23.1%)。
Q. iPhoneは日本だけ値上げされているのですか?
7月18日は米国価格が据え置きで日本だけ。9月10日は米国も799→899ドルへ上がっており日本だけではありません。
Q. iPhone 16やiPhone 17eも値上げされましたか?
はい。iPhone 16(128GB)は139,800円、iPhone 17e(256GB)は124,800円へ。型落ちも上がりました。
Q. iPhone 18は値上げされましたか?いくらですか?
iPhone 18 Proは219,800円から。前年のiPhone 17 Pro(179,800円)比で+40,000円。標準モデルのiPhone 18は未発表です。
Q. 折りたたみのiPhone Duoはいくらですか?
256GBで364,800円、2TBは574,800円。予約10月16日21時、発売10月23日。
まとめ:持ち帰る3つの数字
「iPhoneが高い」で終わらせると、待つべきか買うべきかの判断ができひん。値札を米ドル価格で割るだけで、為替のせいか、製品が高くなったのかが分かれる。後者は待っても戻りにくい。
ワテの感想を言えば、標準モデルが無い秋というのが一番効いた。新型の下限が21万9,800円になった年として、後から振り返られる気がする。
やま(筋肉データアナリスト)
データ分析実務18年/食品業界11年(食品メーカー営業7.5年→菓子卸3.5年)/FP2級・証券外務員一種・AFP・宅建 ほか15資格
数字の裏にある構造を分解するのが本職。この記事の想定為替レートは、Apple公式の日本価格と米国価格から自分で割り算して出した試算値で、Apple公表値ではない。値上げは「いくら上がったか」より「何が理由で上がったか」が判断に効く。間違いがあれば全部ワテの責任や。
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出典・注記
日本価格=Apple公式ストア/9月10日改定=マイナビニュース・iPhone Mania/7月18日改定=ITmedia Mobile・ケータイ Watch/米国価格・Duo=9to5Mac・MacRumors/為替=外為どっとコム/通信費平均=MM総研。取得日2026-09-10。
価格は税込・Apple直販で、キャリアや量販店の実売価格とは異なる。想定為替レートは筆者が「日本価格(税込)÷1.1÷米国価格(税抜)」で算出した試算値であり、Appleの公表値ではない。分割の月額は金利ゼロの単純割りで、手数料や返却プログラムは含まない。メモリ調達価格の上昇幅は報道により3倍〜4.4倍と幅がある。
本記事は一般的な情報提供であり、特定の機種・購入方法・契約の推奨ではない。購入や契約の判断は読者ご自身の責任でお願いする。詳細は各社の公式情報を確認し、必要に応じて販売店に相談してほしい。価格改定・為替・部材相場の動きで前提は変わる可能性がある。

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